制作をしていていると躓くことが多い。画家としての経験が長くなればなるほど、奥深い世界のように思う。
最近、気付いたことがある。それは再認識だったようにも思うのだが、魅力的に感じる作品というのは眼に見えないものを描けているということではないだろうか。表現という言葉があるのだが、「表に現す」それは感覚として捉えたことの可視化なのだ。知っているようで、本当は理解できていない。というかどう現せば良いのか分からないから、見た目を上手に描く。描き切ったところでつまらないだけということに気付く。そして、それを見て「だから何だ」と思う訳だ。そんなことは誰でも知っているし、そのまま描けたから何だというのだ。
つまり、もっと対象を自分なりの言葉で現さなくてはならないのである。無意識にその事柄をそれなりには表わせているかもしれないが、より意識せねばならないのだ。表現の難しさはそこにあるのではないだろうか。
いつかは、もう少し自分なりのリアリティを表現できるようになりたい。
2016年6月20日月曜日
珠玉の小品展 〜小さなミュージアム〜/まるひろ川越店
珠玉の小品展
会期 2016年7月6日(水) – 12日(火)
時間 10:00 – 19:00
会場 まるひろ川越店 別館4F美術画廊
https://www.maruhiro.co.jp/shops/top/kawagoe
時間 10:00 – 19:00
会場 まるひろ川越店 別館4F美術画廊
https://www.maruhiro.co.jp/shops/top/kawagoe
作家たちによる開運 金魚展/大阪髙島屋
作家たちによる開運 金魚展
もはや個人的な活動記録です。それでも明日まで開催なので、近くまでお越しの際は宜しくお願い致します。
40名の作家ってスゴイですよね。40通りの金魚に対するイメージが見れるのかと思うと少し見てみたい気もします。私個人としては東京の髙島屋でも開催することがあるといいなと思います。
現代琳派展/SOGO千葉
現代琳派展
先ほど終了してしまったので、諸々活動報告です。年々、制作以外のことに手を付ける余裕がなくなってきて大変です。と言いつつ、前にもこんなことを書いたような気が。。
最近は新しいテーマのための研究に奮闘しています。発表は少し先になるのですが、描きなれてきたかなと思っていると不思議と新たなハードルが課せられるような気がしています。初めての挑戦は失敗ばかりです。初期段階では構想に期待が膨らんでいたにも関わらず、思ったよりつまらないものになったり。。それから何度もその原因を検証していくのですが、やっと見えてきました。
悩んで失敗したり苦しいことの方が多いのですが、それなりに納得いく作品になった時には獲得したことも多いので少し報われた思いになります。やはり自分は努力でカバーしていくことしか出来ないなと改めて思いました。
新しいテーマの作品については、発表のタイミングで改めてお知らせしたいと思います。
2016年6月12日日曜日
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